美容液の定義

日本の化粧品規制には「美容液」の厳密な定義がない。業界慣行としては「化粧水よりも有効成分の濃度が高く、保湿クリームよりもテクスチャーが軽い製品」を美容液と呼ぶ。英語ではserum、essence、ampouleなどの呼称があるが、いずれも法的な定義ではなくマーケティング用語である。

原液美容液とは

「原液」とは特定の美容成分を高濃度で配合した製品を指す。プラセンタ原液、ヒアルロン酸原液、コラーゲン原液などがある。ただし「原液100%」であっても、水溶液としての100%(例:ヒアルロン酸ナトリウムの水溶液)であり、ヒアルロン酸の粉末が100%入っているわけではない。この点は誤解されやすい。

スノーデンのセネシスシリーズでは、プラセンタ原液を中心としたスキンケアラインを展開。「プラセンタ原液」は動物由来のプラセンタエキスを濃縮した製品で、EGFやFGFなどの成長因子を含む。

使用順序の基本

一般的な使用順序:

洗顔 → 化粧水(水分補給)→ 導入美容液(浸透促進)→ 美容液・原液(有効成分の集中ケア)→ 乳液/クリーム(油分で蓋)

水溶性の成分は先に、油溶性の成分は後に使うのが原則。「水→油」の順序を守ることで、成分の浸透効率が変わる。

選び方のポイント

1. 目的を明確に──美白ならビタミンC誘導体やトラネキサム酸、シワ改善ならレチノールやナイアシンアミド、保湿ならセラミドやヒアルロン酸。

2. 配合濃度──「配合」と書いてあっても0.01%と5%では天と地ほどの差。濃度を開示している製品を選ぶのが望ましい。

3. 肌質との相性──脂性肌にオイル系美容液は合いにくい。乾燥肌にアルコール含有の製品は刺激になりやすい。